数字を読む力研修 ー数字から読み取るー

データを元に分析することが得意な人の多くは、数字を読むことに長けています。数字を見ただけで、様々な事象を読み取ることができるのです。それでは数字から多くのことを読み取れるようになるには、どうしたら良いのでしょうか。数字を読む上では、いくつかのパターンがあります。この研修では、どういったパターンがあるか、そしてどんなことが読み取れるのかを学んでいただき、多くのワークに取り組むことで、研修の中で数字を読む力を向上させることができます。

 

研修概要

 

「数字を読む」ということはどういうことかを認識した上で、多くのパターンを学んでいただきます。ワークを通して実際に数字から多くのことを読み取っていただくことで、研修の中で数字を読む力を向上させることができます。

 

カリキュラム

 

Ⅰ.数字を読むとは

研修の冒頭では、「数字を読む力」とはどういうスキルかを理解していただきます。その上で、数字から読み取ることができるようになるとどんな利点があるか、またそのスキルを高めるためにはどうしたら良いかを理解していただきます。

  

Ⅱ.特定の値から読み取る

多くの数字が羅列されているデータを見た際には、どこに着目するかが非常に重要です。最大値、最小値、平均値、異常値等がそれに該当します。その上で、こうした点に着目することで、どんなことが見えてくるかを理解していただきます。

 

Ⅲ.順番に並べた値から読みとる

たくさんの数値がある場合には、順番に並べることで多くの事象を読み取ることができます。上位の値や下位の値、中間値から読み取れる内容や、最大値との比率から読み取れる内容について学びます。なお具体的なイメージが湧きやすいように、都道府県の人口といった身近な内容の表を用いて、実際に読み取る訓練をしていただきます。

 

Ⅳ.数字の推移から読み取る

時間の経過と共に数値が変化していく場合があります。月別の売上の推移といった内容がこれに該当します。そしてこうした数字の推移から読み取れる内容も多くあります。大まかな傾向がわかったり、一定のサイクルを見出せる場合があります。またある地点と他の地点の数字を比較することで、状況の変化を把握できる場合もあり、こうした内容について一つ一つ理解していただきます。

 

Ⅴ.複数の数値の比較・組み合わせから読み取る

複数の数値を比較したり、組み合わせることで読み取れる内容もあります。たとえば日本と他国の数値を比較したり、自社と他社の数値を比較したりすることで、対象の内容とその他の内容の違いを認識することができます。またある数値を別の数値で割ることで「割合」や「確率」がわかる場合もあります。商品のシェアや消費者の年齢別比率等が「割合」に該当し、「受注率」「商品の返品率」等が「確率」に該当します。こうした数値は一目みてわからない場合もありますが、計算をしたり、表を加工したりすることで、分析が可能になります。

 

Ⅵ.数字を読む力総合演習

この研修の集大成として、学んだ内容について、総復習をしていただきます。多くの表を元にどんなことを読み取れるかを実際に考えていただきます。数字を読む力は、訓練をしないと養うことができません。そのためここではしっかりと時間をとって、コツを掴んでいただきます。

 

Ⅶ.日常で実践すること

研修で学んだことを忘れずに身につけるためにも、研修後にどういった場面で実践するかを考えていただきます。研修で学んだ内容を元に、日々実践することで、数字を読む力は次第に向上していくのです。

 

数字を読む力研修(6~7時間)

Ⅰ.数字を読む力とは

1.数字から読み取ることの具体例

2.数字から読み取ることの効果

-数字から物事を読み取ると、何ができるようになるか-[ディスカッション]

3.数字を読む上ではパターンがある

 

Ⅱ.特定の値から読み取る

1.最高値・最低値を見つける

2.平均値から読み取る

3.異常値から推測する

-店舗別の売上高の一覧表から読み取れることを洗い出す-[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅲ.順番に並べた値から読みとる

1.上位の値・下位の値を把握する

2.中間値から読み取る

3.最大値との比率から読み取る

-都道府県別の人口ランキングから読み取れることを洗い出す-[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅳ.数字の推移から読み取る

1.推移から大まかな傾向を読み取る

2.サイクルを見つける

3.ある地点と別の地点を比較する

-月別の売上高推移から読み取れることを洗い出す-[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅴ.複数の数値の比較・組み合わせから読み取る

1.他と比較する

・他の地域 ・競合他社 ・他部署

2.割合から考える

・商品のシェア ・消費者の年齢別比率

3.確率から考える

・アポ獲得率 ・受注率 ・返品率

-アプローチ数、面談数、提案数、受注数よりそれぞれの確率を考える-[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅵ.数字を読む力総合演習

-各データから読み取れることを洗い出し、どんな手を打つべきかを考える-[グループワーク]

 

Ⅶ.日常で実践すること

-どのような場面で数字を読むかを考える-[個人ワーク/発表]

お問合わせ

企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。

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