組織で行う仕事では、様々な課題をチームで解決していかなくてはなりません。そのためにはチーム員の能力を最大限に引き出し、目標を達成していかなくてはなりません。この研修ではチームビルディングの重要性を理解し、どのようにパフォーマンスの高いチームを作っていくのかついて学んでいただきます。
仕事をするうえでは、職場というチームの中で働くことになります。そしてそうしたチームを作り上げるのは、管理監督職の役割です。この研修では、なぜチームとして機能することが重要なのかを理解したうえで、いかにしてチームのコミュニケーションを活性化させるかや、どのようにチームの問題を解決するかを学んでいただきます。[目安:3時間前後]
Ⅰ.仕事上で主張するとき
研修の冒頭では、自分の今までのコミュニケーションについて振り返ります。コミュニケーションのタイプには大きく分けて3つあります。1つ目は自分の意見を押し通そうとする「アグレッシブ(攻撃型)」、2つ目は自分の意見を伝えられず受け身になってしまう「ノンアサーティブ(非主張型)」、そして3つ目が、自分も相手も尊重しながら健全に意見交換を行う「アサーティブ(主張と尊重型)」です。自分の今までのコミュニケーションがどのタイプに当てはまるのかを考えていただきます。
Ⅱ.アサーティブコミュニケーションの基本
アサーティブコミュニケーションとは相手の気持ちを尊重しながら主張するコミュニケーション手法のことです。この研修ではアサーティブコミュニケーションを実践するための「DESC法」について学んでいただきます。「DESC法」とは「Describe(描写する)」「Express(表現する)」「Suggest(提案する)」「Choose(選択する)」の4段階
に分けて、言いづらいことを相手に伝える手法です。ここではそれぞれの段階について学んでいただきます。
Ⅲ.相手を尊重しながら依頼する
相手に負担がかかる依頼をするときには、話の仕方に迷うこともあるでしょう。ここでは、「DESC法」を使ってどのように伝えるのかを考えるワークを行います。具体的に依頼したい内容を思い浮かべることで、実践ですぐに使えるように練習していただきます。
Ⅳ.相手を尊重しながら断る
「DESC法」は依頼するときだけでなく、断りたいときにも有効な手法です。ここでは、断りにくい場面を想定し、「DESC法」に当てはめてどのように断るのかを、ワークを通して学んでいただきます。
Ⅴ.アサーティブコミュニケーション演習
研修のまとめとして、アサーティブコミュニケーションを使った方が良い様々な場面を想定し、どのようなコミュニケーションをとるのか「DESC法」に当てはめながら考える、実践的な演習を行います。演習を通して、「DESC法」を習得していただきます。
Ⅵ.現場で実践すること
学びは現場で活かしてこそ意味があります。今回学んだ内容を現場でどのように実践していきたいかを最後にしっかりと考え、研修の総括とします。
Ⅰ.チームビルディングの重要性
-チームとして機能しないと何が起きるか-
[ディスカッション]
1.チームビルディングとは
2.チーム作りのために必要な要素
・チームの目的、目標の設定 ・役割分担
・メンバーの育成 ・メンバーのモチベーションの向上
3.チームビルディングを意識した仕事の進め方
・チームの目標達成につながる行動 ・後輩の育成
-チームビルディングを意識してどのように行動するか-
[個人ワーク/グループ共有]
Ⅱ.チームのコミュニケーションの活性化
1.明るい雰囲気を作る
・場が和むような話をする ・イライラを見せない
2.風通しの良い雰囲気を作る
・メンバーの考えを尊重する ・頭ごなしに否定しない
-チームの雰囲気を良くするために工夫していることの共有-[ディスカッション]
Ⅲ.チームの問題解決
1.チームの問題を洗い出す
・チームの問題は部下にとっても問題
・自分よりチームを優先する
2.原因を考える 3.課題を設定する
4.解決策を考える
-チームの問題・原因・課題・解決策を考える-
[個人ワーク/共有]
Ⅳ.現場で実践すること
ー現場で実践することを考えるー[個人ワーク/グループ共有]
・詰め込みすぎず、論点が簡潔で学ぶべきポイントが明確でした。自分がもっと変われるよう、意識してコミュニケーションをとっていきたいです。
・自分と相手を尊重するコミュニケーションを学び、少しでも実践していきたいと思いました。演習形式でとても分かりやすかったです。
・多くの演習を通して、アサーティブコミュニケーションの手法を学ぶことができました。
普段仕事を行ううえで、物事をどのように報告すべきなのか考えることが多く、今回の研修で自分のコミュニケーションタイプを知り、演習の中で考えることができたため、大変参考になると感じました。
・日々の業務や生活に取り入れて役立てていこうと思いました。「描写する」の段階では感情を入れないことがとても大切だと改めて感じました。
・DESC法を学び、自分の発言を見直すことで、職場内のコミュニケーションや職場の活性化に繋がることが理解できました。
・コミュニケーションをアサーティブにすることでより良い職場環境になると感じました。DESC法を実践できるよう意識していきたいと思います。
・自分が意識して対応することが大事だと改めて思いました。一人ひとりの意識で職場の雰囲気が良くなると感じ、この研修を活かして、自分自身、実践していきたいと思います。
・自分の事に落とし込んで日常の事を振り返り考える機会となり、とても良かったです。実践できるように少しずつでも努力していきたいです。
・実際に演習をしてみて、描写と気持ちの説明が混同していることに気づくことができた。自分が何のために発言しているのか、目的を大切にして、日ごろから意識してクセをつけていきたい。
・自分が「ノンアサーティブ」のタイプだと気づきました。今後は、自分が発言しないことにも責任を持ち、自分の気持ちを「DESC法」で伝えられるよう、練習していきたいと思いました。
・描写と気持ちを混在させないということがとても勉強になりました。これからの仕事や生活にも役立てていきたいと思います。
・言い方、伝え方で同じ内容でもずいぶん変わってくるものだと勉強になりました。今後普段の生活、仕事の中でも言い方には気をつけていこうと思います。
上司とのコミュニケーションの取り方を学ぶ研修です。
相手に伝わる分かりやすい説明の仕方を学ぶ研修です。
リーダーに必要なコミュニケーションの取り方を学ぶための研修です。
相手と信頼関係を築いていくためのコミュニケーションについて学ぶ研修です。
対面型、オンラインのいずれでの開催も可能です。
オンライン研修の場合には、Zoomを使用し、ブレイクアウトセッション機能を使って、ディスカッションやグループワークを行います。詳細はオンライン研修の方法をご覧ください。
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。