仕事をしていると、様々な問題が発生します。そして日々生じる問題を一つ一つ解決していくことが重要となります。しかし問題を問題と認識しないがために、問題が大きくなってしまうケースもあります。そのため日常の中で、いかにして問題を発見するかが大切なのです。この研修では、そのような問題をいかにして発見するかということを学び、問題発見力を鍛えていただきます。
※問題を発見した後、課題をいかにして解決するかという内容については、課題を解決する力研修で取り扱っています。
問題を発見することの重要性を理解した上で、どのようにしたら問題を発見できるか、問題発見の方法について学び、ワークを通して体得することで、仕事における問題発見力を鍛えていただきます。
Ⅰ.問題を発見することの重要性
問題を見つけることができないと何がまずいのか。ここでは問題に気付かなかったときに、どのようなことが起きてしまうかを考えることで、問題を発見することの重要性を理解していただきます。このように研修の冒頭でその日のテーマの意義をしっかりと理解することで、研修に対して前向きに取り組めるようになるという効果があります。
Ⅱ.問題を発見するためには
日頃から様々な問題を発見するためには、どのようにしたらい良いのでしょうか。常に問題がないかを考える癖をつけたり、問題を見つけるための時間を意識的に作ったりすることが必要です。また世の中には気づきにくい問題があるということを学んだ上で、こうした問題に気が付かないことによって何が起きてしまうかを理解し、気づきにくい問題を発見することが重要であると知っていただきます。
Ⅲ.問題を発見する方法
ここでは問題を発見するための具体的な方法について学んでいただきます。問題を発見する上では、何かこれだけをしたら良いという特効薬のようなものはありません。どういった点に着目するか、またどういった視点を持つかが大切になります。ここではいくつかの方法を学び、ワークを多く行うことで、研修の中で問題を発見する癖をつけていただきます。
Ⅳ.日常で実践すること
研修を通じて問題発見を行うためのポイントを学びましたが、重要なことは現場でもこれを実践することです。ふだんから多くの問題に気付けるようになるために、日常でどのようなことを実践するかを考えていただきます。それによって、研修直後からの行動変容が期待できるのです。
Ⅰ.問題を発見することの重要性
1.問題とは
2.問題を発見しないと何が起きるか
-問題が見つからなかったときに起きる事態を考える-[ディスカッション]
Ⅱ.問題を発見するためには
1.常に何か問題はないかを考える
2.問題を探す時間を意識的に作る
-日常業務において問題を探す時間を設定する-[個人ワーク/グループ共有]
3.気づきやすい問題
・トラブル ・クレーム ・強い感情が出ている場面 ・他人から指摘された内容 ・目立つもの
4.気づきにくい問題
・変化していないもの ・差が少ないもの ・一目見てわからないもの ・他に大きな問題がある場面
-事例を読んで、何が問題かを考える-[ディスカッション]
Ⅲ.問題を発見する方法
1.いつもと違うものに着目する
・人 ・時間 ・場所 ・数字
-事例を読んで、問題が起きそうなポイントを見つける-[個人/グループワーク]
2.他と比較する
・自社と他社 ・今年と昨年 ・自分と他人 ・日本と世界
-自分と優秀な社員を比較し、自身の問題点を考える-[個人/グループワーク]
3.全体から俯瞰してみる
4.細部までよく見る
5.繰り返し見る
6.変化していないものを探す
-変化しないことの何が問題かを考える-[ディスカッション]
Ⅳ.日常で実践すること
-現場でどのようなことを実践するかを考える-[個人ワーク/発表]
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。