会社経営を行っていると、様々な悩みが出てきます。どんな状況においても企業活動を存続させたり、売上を増やして業績を拡大させたりするには、多くの困難が伴うものです。ここでは、多くの経営者に「会社経営を行う上での悩み」を聞いて、その結果をランキングにしてみました。
・社員を厳しく叱ってしまうことが多く、社員からは距離を置かれている気がする。友達のような関係性になる必要はもちろんないのだが、もう少し良い関係性を構築できないものか、常に悩んでいる。(30代、不動産)
・元から人付き合いがうまい方ではなく、従業員との関係も悪くなってしまうことが多い(40代、IT)
どんなビジネスにおいても、事業がうまくいけば、当然人手が必要になります。そうなると雇用は避けられないものです。しかし「社員と良い関係性になっていないのではないか」と悩む経営者は多いようです。
社員からどう呼ばれるかについては、社長と呼ばれたくない?-経営者の本音-をご覧ください。
・利益率を少しでも高めたいと思いつつも、社員への給与は毎年上げなければならないし、度重なる増税や物価上昇で、うまいことコスト削減ができていないのが実態。(50代、建設)
・創業期は消費税の支払いについても免除されていたが、業績が向上するに連れて、このあたりの負担も出てくるため、コストは年々増えるばかり。(20代、WEB)
利益を出すには、売上を増やす方法と、コストを削減する方法があります。いずれも容易なことではありませんが、「特にコスト削減が難しい」とのお声も多く聞かれました。
・従業員には経営のことを相談するわけにはいかないし、コンサルタントや顧問税理士も、経営のすべてをわかっているわけではない。そう考えると、意外に相談できる相手がいなかったりする。(40代、通信)
・従業員には正社員が少なくアルバイトばかりなので、相談できないことも多い。(20代、飲食)
経営をしていると日々壁にぶつかるものです。相談できる相手がいれば良いのですが、現実的にはそうはいかないようです。経営者には友達がいないと悩んでいる方は、経営者には友達がいない!?をご参照ください。
・入社して数カ月間で辞めてしまう社員が多い。ハードワーク、職場の雰囲気等、理由は人それぞれであり、どこから改善したらいいかがわからない。(30代、小売)
・人の出入りが激しい業界ではあるが、今後の会社を背負ってくれることを期待していた人材に辞めると言われると、やはりショックが大きい。(50代、コンサル)
一昔前と異なり、転職を繰り返す人も増えてきたのが今の時代。早期退職を防ぐための施策を講じると共に、人が辞めても打撃を受けないようなビジネスモデルを構築することも必要かもしれません。
・色々なアイディアは出てくるが、いざ試してみるとなかなかうまくいかない。(40代、システム)
・社員に新規事業を推進してもらうようにしているが、なかなか軌道に乗らない。新規事業でマネタイズできるようにすることが一番難しい。(50代、人材紹介)
メインの事業が好調に推移していたとしても、いつ何が起こるかはわからないものです。そういった事態に備えるという意味でも、2本目、3本目の柱を構築したいという経営者は多くいます。しかし新商品、新サービスを成功させることは容易ではないようです。
・自分と同じ立場の人が社内にいないので、孤独を感じることが多い。社員同士が仲良くしているのを見ていると、ときどきうらやましくなる(笑)。(20代、IT)
・経営者仲間との間でもよく話題になるが、孤独なことが一番つらいと思っている人はそれなりにいる。業績が良いときには気にならないが、経営が厳しくなったときは、余計に辛く感じる。(40代、人材派遣)
よく「経営者は孤独だ」と言われますが、まさにそのように感じている人が多いようです。この点に関して悩んでいる方は、経営者の孤独の解消方法もご覧ください。また経営者同士や、フリーランス、士業等との人脈を作る場として、異業種交流会「フォースコミュニティビジネス」へのご参加もお勧めします。
・社員にはもう少し経営視点を持ってほしいと思っている。言われたことをただやるのではなく、自分が経営者だったらどうするかという目線で仕事をしてほしい。とは言え、自分が会社員だった時代にそれができていたかというと自信はないので、仕方ないのかと半ば諦めてもいる。(50代、不動産)
・経営者の考えは、社員には理解をしてもらえないことが多い。雇用する立場と雇用される立場なので当然と言えば当然なのだが、このあたりをわかってくれる社員がいると非常にありがたい。(30代、卸売)
自分の考えを社員にも理解してほしいと願う経営者も多いようです。立場の違いからくる考え方の差をどのように埋めるかについては、多くの経営者が課題としているようです。
・優秀な社員を雇いたくて、様々な手を使って採用活動を行っているが、思うようにいかない。待遇を上げれば優秀な人材がくることはわかっているが、そんな原資もないし…。(40代、商社)
・零細企業であるため、知名度も低く、なかなか良い人材からの応募がこない。優秀な人材がどんどん集まってくる大手企業がうらやましくてしょうがない。(40代、コンサル)
採用活動に関する悩みも多く聞かれました。いかにして優秀な人材を集めるかは、特に中小企業にとっては切実な問題のようです。
・既存の取引先は多くあるが、新規開拓が思うように進まない。今は昔と違って営業手法も多岐に渡るので、あの手この手を使って新規先を攻略したいのだが、これがまた難しい。(50代、メーカー)
・今の優良顧客だっていつ他社に乗り換えるかはわからない。そのためになんとかして新規開拓を進めたいのだが、実際は、社員がそのときに抱えている案件に時間を取られて、結局は新規開拓があまり進まないことが多い。(20代、通信)
売上拡大のためには取引先を増やすことが重要ですが、新規開拓を行う上では多大な労力がかかります。いかにして新たな取引先を開拓するかを課題にしている経営者も多いようです。そこでお勧めのやり方が、ビジネスマッチング企画です。こういった企画に参加することで、新規開拓に繋がるような相手と知り合うことができる場合があります。フォースコミュニティビジネスでは、オンラインで1対1でビジネスの話をするビジネスマッチング企画を開催しています。新規開拓を行う上でプラスになる可能性もありますので、ご参加をお勧めします。
・毎年売上が横ばい状態で、なかなか伸びない。リピーターをもっと増やしたいのだが、競争が激しい業界であり、容易ではない。(30代、卸売)
・コロナ禍で売上が大きく下がってしまい、なかなか元には戻らない。事業を転換させることも考えたいが、これまで他の事業を行ってこなかったので、急に始めるのも難しい。(40代、飲食)
このご時世で、売上拡大に苦慮している経営者は多いようです。会社経営を行う上で、永遠の課題であると言えます。
フォースコミュニティでは、経営者、士業、フリーランス、副業でスキルを提供できる人を対象とした「フォースコミュニティビジネス」というオンラインのコミュニティを展開しております。
数名でざっくばらんに交流できる異業種交流会や1対1のミニ面談を行うことでビジネスパートナーを見つけ出せるビジネスマッチング企画を開催しています。参加することで、同じ悩みを共有できる経営者、仕事をお願いできるフリーランスや副業できる方、そして専門分野を相談できる士業の方と出会うことができます。多くの人脈を作ることで、経営者としての様々な悩みが解決されるかもしれません。ご興味がある方はぜひご参加ください!
また今後、経営者のみを対象とした経営者コミュニティ「フォースコミュニティエグゼクティブ」も設立予定です。こちらは会社経営者のみに限定するため、経営者同士の人脈を作ることができます。経営者としてのなんらかの悩みを抱えている方、同じような悩みをお持ちの経営者が見つかるかもしれません。
※フォースコミュニティエグゼクティブは、2021年中に設立予定です。