「今年の新入社員は主体性が足りない」「最近の若手は主体的に行動することが少ない」このようなことでお悩みの人事・教育担当者様は多いかと思います。そういった方に具体的な例を聞いてみると、多くの場合「指示したことはできるけれど、それ以上のことができない」「何事も自分自身の頭で判断できない」「そもそも仕事に対するやる気が感じられない」という3つのパターンに分類されます。それではこれらを解決するにはどうしたらいいか、この研修では、そういった新人・若手に対してどのように行動すべきかを体系立ててお伝えし、主体性を身につけていただく研修です。
社会人として必要な主体性を身につけるための研修です。下記ができるようになることを目指します。
1.上司に言われたことをそのままやらずに、それ「以上」のことを行う
2.「どうしたらいいですか?」と聞くのではなく、自分で判断する
3.モチベーションは自分自身で上げられることを知り、その手法を理解する
Ⅰ.主体性の重要性
「もっと主体性を発揮するように」「主体的に働いて」このような言葉を耳にする機会はあるかと思います。では「主体性」とは一体なんなのか。この研修では、まずはじめに主体性とは何かを考えていただき、個人が主体的に働かないと、組織はどのようになってしまうかを考えていただきます。
Ⅱ.上司に言われたことをそのままやってはダメ
主体的に働くためには、上司から指示されたことをただやるだけでは足りません。上司はなんのためにその指示を出したのかを考え、上司から指示された内容だけでなく、それ以上のことを行うことが必要があるのです。ここでは、どのようにしたら「それ以上」のことを行うことができるのか、手順を学んでいただきます。
Ⅲ.判断力を養う
主体性を発揮するためには、自ら判断する力が求められます。初めて経験する業務に携わるとき、どのように行動したら良いかがわからず、「どうしたらいいですか?」と上司や先輩に質問をする新人・若手は多くいます。しかし社会人は、そのような聞き方をするのでは不十分です。自らどのようにしたら良いかを考え、その上で、「○○したらいいですか?」と聞く必要があります。ここでは、自分自身で判断できるようになるにはどのような手順で物事を考えるべきかを学んでいただきます。
Ⅳ.モチベーションを上げる
仕事に対して主体的に取り組んでいないように見える若手社員に話を聞いてみると、「そもそも仕事に対するやる気があまり出ない」「なんとなくモチベーションが上がらない」といった考えを持っている方もいらっしゃいます。しかし本来モチベーションとは、自分自身で上げる必要があります。ここでは、モチベーションを上げるためにはいくつかの方法があるということを理解し、その手法を学んでいただきます。
Ⅴ.今日から実践すること
研修を受けて「ためになったなあ」で終わらせず、その日からどのように実行するかを考えることが、主体的に働くことの第一歩です。1日間かけて学んだ内容をふまえて、現場でどのように活用していくかを考えていただきます。
Ⅰ.主体性の重要性
1.主体性がない組織
ー社員が主体的に働かないと、会社はどうなってしまうかを考えるー[グループワーク]
2.主体性がない人とはどういう人か
Ⅱ.上司に言われたことをそのままやってはダメ
1.上司から指示があった場合の対応
・言われた「以上」のことをする
2.上司から指示を受けた場合のSTEP
STEP1:上司の指示の上位の目的を考える
STEP2:自分が上司の立場だったら、上位の目的を達成するために何ができるかを考える
STEP3:実行する
ー上司の指示を受け、どのように行動すべきかー[グループワーク]
Ⅲ.判断力を養う
1.「どうすればいいですか?」ではなく「○○してもいいですか?」と聞く
2.判断力を養うためのSTEP
STEP1:選択肢をできるだけ洗い出す
STEP2:それぞれの選択肢を選んだ結果何が起こるかを想定する
STEP3:どの選択肢をとるべきかを比較し決定する
ークレームの連絡を受けた際にどのように対応するかを考えるー[グループワーク]
Ⅳ.モチベーションを上げる
1.自分の抱える問題を解決する
STEP1:モチベーションの低下を「問題」と捉える
STEP2:モチベーションが下がっている「原因」を考える
STEP3:原因についての「解決策」を考える
2.気持ちを切り替えて克服する
3.目標を設定することでやる気をアップさせる
・直近の目標を設定する ・将来的な目標を設定する
ー直近の目標・将来的な目標をそれぞれ設定してみるー[個人ワーク]
4.現状の問題から少し離れてリフレッシュする
Ⅴ.現場で実践すること
ー現場でどのように主体的に働くかを考えるー[個人ワーク]
※推奨時期:1回目の研修の1~3か月後
Ⅰ.現場で実践したこと~宿題の共有
ー前回の研修終了後、現場で実践したことを共有するー[グループワーク]
Ⅱ.前回の研修の振り返り
Ⅲ.現状の問題を考える
ー現場でできたこと、できていないことを洗い出すー[個人ワーク]
ーできていない理由を考えるー[個人ワーク]
Ⅳ.現場で実践すること
ーできるようになるには何をすべきかを考えるー[個人ワーク]
■宿題の提示
※推奨時期:フォローアップ研修(1回目)の3~6カ月後
Ⅰ.現場で実践したこと~宿題の共有
ー前回の研修終了後、現場で実践したことを共有するー[グループワーク]
Ⅱ.これまでの研修の振り返り
Ⅲ.さらにステップアップするために
1.上司が求めていることは何か
ー上司がふだん考えていることを考えるー[グループワーク]
2.判断に迷ったときのポイント
ー選択肢のメリット・デメリットを洗い出し比較するー[グループワーク]
Ⅳ.現場で実践すること
ー現場で実践することを考えるー[個人ワーク]
・実際に職場で役に立つ内容だと思いました。まずは指示内容についていくつか質問をすることでより効率的な業務につながると思いました。
・これからは考えて行動するクセを身につけ、柔軟な対応、判断ができるようにしていきたいと思います。
・支持されたことを言われるがままにしていたので、上司や周囲の人々が求める以上の行動ができるよう「主体性」を意識して仕事に取り組んでいこうと思います。
・今後の実業務に直結できる内容でした。少しでも上司の負担を軽減、早く成長できるように日々実践を忘れないようにします。
・言われたことのみを行ってしまうことが多々あったため、もっと主体的に気を利かせた行動しようと思う。また、何かトラブルが起きた際はどうしたらいいか聞くだけでなく、解決策を複数考え、自分なりの最善策を上司に相談するようにします。
・常に視野を広くもち、色々なことに気付けるようになる。指示された内容に対して+αの業務ができるように考えて行動していく。
・後輩に指示するとき、上司から指示を受けたときと的確な言葉でコミュニケーションをとるように意識します。
・上司の真意をしっかりと考えて行動できるようにしていきたいです。
・研修を受講して、自分にはまだ主体性が足りないと感じたので、今後は周囲の求めていること以上の行動ができるよう、相手の質問の真意を考え、求めていること+αの提案や情報提供ができるように、努めていきたいと思います。
・主体性に関してはお客様への提案でも通じることだと思うので、そのあたりも意識して今後やっていきたい。
・上司に頼ってばかりではなく、少しでも役立てるように周りを見て先回りして行動していきます。
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。