オンライン研修の方法

コロナ禍になって、オンライン研修が普及してきました。しかしこれまでオンラインで研修を行ったことがない方の中には、「オンライン研修ってどのようにやるんだろう？」と思われる方もいらっしゃるかと思います。ここでは、フォースコミュニティのオンライン研修はどのように実施しているのか、オンライン研修の方法についてお伝えします。

ツール

フォースコミュニティのオンライン研修では、Zoomというツールを使います。多くのオンラインミーティングのツールを試したみたところ、このZoomが最も適しているという結論に達しました。そのため受講者の皆様には、事前にZoomのダウンロードをお願いしております。ダウンロードをせずにブラウザから参加する方法もあるのですが、ダウンロードした方が、音声等の品質が良くなることが多いため、ダウンロードを推奨しております。

講義

講義については、講師がリアルタイムで行います。そのため講師から受講者に働きかけたり、受講者が講師に質問したりする等、双方向のコミュニケーションが可能です。
※動画研修やeラーニングのように、事前に録画したものを受講者が好きなときに受講する形態とは異なります。

スライド・資料

対面型の研修では、スクリーンにスライドを投影して研修を行いますが、オンライン研修では、Zoomの画面共有機能を使い、スライドをお見せします。そのためモニタ越しに、講師が話をしている姿とスライドの両方を見ることができます。（どの画面を大きく映すかといった調整は、受講者側で設定が可能です）

グループワーク・ディスカッション

Zoomのブレイクアウトセッションという機能を使うことで、4名ごとのグループディスカッションや、5名ごとのグループワークといった、数名単位でのコミュニケーションが可能となります。たとえば20名が受講する研修であれば、4名のグループ（ブレイクアウトルーム）を5つ作ったり、5名のグループを4つ作ったり、といったことが自由にできます。「オンライン研修だと、他の参加者と交流ができないのでは？」というご質問をいただくことが多くありますが、まったく問題なく対応が可能です。

ロールプレイング

オンライン研修では、1対1のロールプレイングについても実施が可能です。コミュニケーションをテーマとした研修では特に、ロールプレイングを取り入れることが効果的です。前述のブレイクアウトセッション機能を使うことで、2人1組のブレイクアウトルームを多く作ることができ、それぞれのルームでロールプレイングの実施が可能になるのです。

全体発表

対面型の研修では、代表者が全員の前で発表を行う「全体発表」を行うことがあります。こうした内容についても、オンライン研修でも対応が可能です。特定の受講者が全員の前で発信したり、画面を共有したりすることもできます。

板書・ホワイトボード

対面型の研修では、スライドの内容に捕捉をしたり、グループワークで出た内容を板書することがあります。この際にホワイトボードを使いますが、オンライン研修でも同様の対応が可能です。Zoomにもホワイトボード機能があり、対面型の研修でのホワイトボードとほとんど同様に使うことができます。
※本機能については、講師によって、またテーマや進行によっては使わない場合もあります。

準備物

・パソコン（またはスマホ）

※スマホでも接続可能ですが、資料の文字が小さく見づらくなる恐れがあるため、できるだけパソコンでのご受講を推奨しております。

※必要に応じて、筆記用具、ノート・メモ帳等をご準備ください。

オンライン研修のメリット

オンライン研修の最大のメリットは、なんと言ってもどこからでも受講ができることです。リモートワークの場合は自宅から、社内で受講する場合は会議室や自席から受講することができます。またそれに伴い、移動時間を削減できることも大きなメリットです。片道1時間かけて研修会場に行く場合は、往復で2時間かかることになります。オンライン研修では、そんな移動時間を削減し、他の業務に充てることができるのです。2時間もの時間を捻出すれば、様々な作業ができそうですね。

オンライン研修のデメリット

一方でオンライン研修のデメリットももちろんあります。対面型の研修と比べると、臨場感がないため、人によっては講師の話が入ってきづらいという人もいるかもしれません。また周囲が騒がしい環境であれば、研修に集中できないということもあるでしょう。そしてご自身のインターネット環境によっては、音声が途切れやすいといったこともあり得ます。このあたりは、極力集中して研修を受講できるような体制を整えることも重要になります。