社員の問題発見力、課題解決力を向上させたいと考えている経営者や、人事・教育担当の方は多いかと思います。しかし問題発見・解決力の向上は、一朝一夕で実現できるものではありません。研修を行うのみでなく、中長期的な取り組みを行うことで、少しずつ変化が生じていくものなのです。
このプログラムでは、1年間かけて全社的な問題発見・解決力の向上を図ります。
※本内容は、問題解決力向上コンサルティングサービスにおける一つのメニューです。実施する内容については、企業様のご状況・課題に応じて最適な内容をご提案させていただきます。
本プログラムでは、問題を発見・解決する意識を醸成し、企業風土とすることを目指します。そのためには中長期的な取り組みが必要です。1年間かけて取り組むプログラムとしております。
※全体を通して「意識づけ」をすることに重点を置いています。
本プログラムでは、下記7つの要素を用いて意識の変容を図ります。
[危機感]
研修の中で「問題の解決がされないと、最終的にどんな事態になってしまうか」を理解し、危機感を抱いていただきます。
[メリットの実感]
問題の解決に実際に取り組むことで、問題を解決することにより、どんなメリットがあるかを実感していただきます。
[周囲からの刺激]
フォローアップ研修で他の受講者の取り組みを知ることで、刺激を受けていただきます。
[他者への共感]
経営陣のお話に共感することで、意識を高めやすくなります。
[環境・立場の変化]
研修という日常業務から離れた場に出席することで、意識を変えやすくなります。
[反復]
問題解決の重要性を繰り返し訴えかけ、頭の中に叩き込んでいただきます。
※サービス内容:研修前後の意識調査、フォローアップ研修、定着化メールの送信
[行動]
研修の中で「問題解決」のワークを行ったり、中間課題として取り組むことで、日ごろから意識づけされるようになります。
研修前に受講者一人一人に意識調査を行います。※選択式全5問 / 3~2週間前に実施
これにより下記の効果があります。
①研修を受講する前に研修に対する意識を高めることができる
②集計の結果、全体的に意識の低い内容について研修で重点的に扱い、強化できる
代表者様から全社員に対して「問題を発見・解決することの重要性」をお話いただき、その後にプロジェクトの責任者様より今後の取り組みを説明していただくことで、社員がプログラムに取り組む上での意識を向上させる効果があります。
※本内容は実施せずにプログラムのみを実施することも可能です。
[形式]対面形式が理想(難しい場合はオンラインでも可)
[時期]研修の数日前~当日
[内容]例:「問題を解決することの重要性」※貴社にてお決めいただいてかまいません。
※1日間で実施することも可能です。
問題を発見・解決することの重要性を理解した上で、どのようにしたら問題を発見し、解決することができるか、その手法について学び、ワークを通して習得することで、仕事における問題発見・解決力を向上していただきます。[目安:12~14時間]
【1日目】
Ⅰ.問題発見・解決の重要性
1.問題とは
2.問題を解決されないと何が起きるか
-問題が解決されなかったときに起きる事態を考える-[ディスカッション]
Ⅱ.問題発見・解決の手順
1.問題を発見する 2.原因を考える
3.課題を設定する 4.解決策を講じる 5.実行する
Ⅲ.問題を発見するためには
1.常に何か問題はないかを考える
2.問題を探す時間を意識的に作る
-日常業務において問題を探す時間を設定する-[個人ワーク/共有]
3.気づきやすい問題
・トラブル ・クレーム ・強い感情が出ている場面
・他人から指摘された内容 ・目立つもの
4.気づきにくい問題
・変化していないもの ・差が少ないもの ・一目見てわからないもの ・他に大きな問題がある場面
-事例を読んで、何が問題かを考える-[ディスカッション]
Ⅳ.問題を発見する方法
1.いつもと違うものに着目する
・人 ・時間 ・場所 ・数字
-事例から問題が起きそうなポイントを見つける-[個人/グループワーク]
2.他と比較する
・自社と他社 ・今年と昨年 ・自分と他人 ・日本と世界
-優秀な社員と比較し、自身の問題点を考える-[個人/グループワーク]
3.全体から俯瞰してみる
4.細部までよく見る
5.繰り返し見る
6.変化していないものを探す
-変化しないことの何が問題かを考える-[ディスカッション]
【2日目】
ー1日目のおさらいー
Ⅴ.原因を考える
1.問題が起きた原因を考える
2.原因を深堀りする(原因の原因を考える)
3.真の原因を特定する
-原因を深堀りすることで、表面的な原因ではなく真の原因を特定する-[グループワーク]
Ⅵ.課題を設定する
1.問題と課題の違い
2.真の原因から課題を設定する
-特定した真の原因を元に課題を設定する-[グループワーク]
Ⅶ.解決策(施策)を考える
1.課題を解決するための施策を洗い出す
2.具体的な実行計画に落とし込む
-解決策を考え、実行計画を立てる-[グループワーク]
Ⅷ.実行する
1.「必ず実行する」という意識をもつ
2.すぐにできることはすぐに行う
3.時間がかかるものは実行計画に基づき進める
4.途中で見直しを行う
Ⅸ.問題発見・解決総合演習
-自身の仕事上での問題、原因、課題、解決策・実行計画を考える-[個人ワーク/グループ共有]
Ⅹ.日常で実践すること
-どのような場面で問題解決の手法を用いるかを考える-[個人ワーク/発表]
-課題の説明-
※管理職向けの研修では、「部下の問題解決力を向上させるための日常の指導」という項目を追加します。また全体として、「個人の問題解決」よりも、「チームの問題解決」を意識させる内容とします。
研修で記入した課題シートを用いて、現場で課題に取り組み、取り組んだ内容を記入していただきます。フォローアップ研修で発表の場を設けることで、確実に取り組んでいただきます。
前回の研修で学んだ内容を改めて思い出すと共に、問題解決に関する悩みや、課題に対してどのように取り組んだかを受講者同士で共有することで、問題解決力を向上していただきます。[目安:4時間]
Ⅰ.問題解決に関する悩みの共有
-現場で問題の解決に取り組んで、どのような効果があったか、
またどのような点が難しいと感じていることを共有する-
[ディスカッション]
Ⅱ.前回の研修の振り返り
1.問題を発見する上でのポイント 2.原因を考える上でのポイント
3.課題を設定する上でのポイント 4.解決策を講じる上でのポイント
5.実行する上でのポイント
Ⅲ.中間課題の共有
-中間課題の内容をグループ内で共有し、各グループで最も優秀な内容を選定する-[グループワーク]
Ⅳ.全体発表
-各グループで選定された方が、全体の前で発表をする-[全体発表]
研修の後日、受講者一人一人に再度意識調査を行います。※選択式全5問 / 1カ月後に実施
①研修の内容を思い出させることで、研修の内容を定着化しやすくなる
②研修後に実践できていない内容について、再び意識を高められる
研修前後で実施した意識調査の結果を比較することで、研修の効果がどの程度あったかを数値化します。今後の教育計画ご検討の上での材料としていただくことができます。
「問題解決」に対する意識を持続・定着化させるために、6カ月間連続で、受講者にメールを送信します。メールを読んだ方はもちろんのこと、読み飛ばした方にも「件名」を見ただけで無意識のうちにリマインドさせる効果があります。
※回数を増減させることも可能です。
[頻度]1カ月に1回
[内容]「問題解決」に関する成功体験・失敗体験 等
[工夫]
・受講者の負担になりすぎないよう、回答不要の形式で送信
・ついつい読んでしまうような堅苦しくない内容とする
・長すぎると読まれない傾向にあるため、1~2分で読める内容とする
・件名に「問題解決」の文言を入れることで、読み飛ばした方にもリマインドの効果がある
プログラム終了後に、受講者一人一人に再度意識調査を行います。※選択式全5問 / 6回目のメール送付後に実施
①研修の内容を思い出させることで、研修の内容を定着化しやすくなる
②プログラム終了後に実践できていない内容について、再び意識を高められる
研修前後、プログラム終了後に実施した意識調査の結果を比較することで、プログラムの効果がどの程度あったかを数値化します。研修が終了して数カ月間後にも効果が持続しているかを測定できます。
下記までお気軽にお問合せください。