業績が伸びている組織・チームの特徴として、中堅社員が活躍し、組織を引っ張っているケースが多くあります。中堅社員が組織の中心となって活躍することで、様々な変革が生まれ、業績が大きく伸びると言っても過言ではないのです。本研修では、そんな中堅社員に自身の役割を認識させ、実務でどのように行動したら良いかを学んでいただきます。
中堅社員に求められる役割を理解した上で、身につけるべきスキルについて学び、今後どのような行動をすべきかを明確化していただきます。特に主体的に行動すること、自ら判断すること、後輩社員を指導することについての具体的な方法を、ワークに取り組みながら学ぶことで、「知っている」だけでなく「できる」ようになっていただきます。[目安:6~7時間]
Ⅰ.中堅社員の役割
中堅社員に求められていることはどんなことかを理解していただきます。「会社が成長し続けるためには中堅社員はどうあるべきか」を考えることで、自らの役割に気づいていただきます。
Ⅱ.主体的な行動
中堅社員は、上司からの指示に対して言われた「以上」のことをするのはもちろんのこと、言われなくても行動するという姿勢が必要です。とは言えただ自分勝手に行動して良いというわけではありません。ここでは組織が求める主体的な行動について理解し、どのように実行したら良いかを学んでいただきます。
Ⅲ.判断力
中堅社員になると、上司に判断を仰ぐばかりではなく、ある程度自ら判断していく必要があります。ここでは、経験したことがない事態に遭遇したときに、どのように考え、判断していくと良いかを学んでいただきます。
Ⅳ.若手社員の指導
中堅社員は、自らの成果を出すだけでは足りません。後輩を指導し、組織・チームとして成果を上げるための行動をとる必要があるのです。ここでは若手社員に対してどのように業務を教えるか、注意する際はどんな点に気をつけるべきか、ほめるときはどういったポイントをほめるか等、後輩との接し方について学んでいただきます。
Ⅵ.日常で実践すること
せっかく研修で学んでも、現場に戻って実践しなくては意味がありません。ここでは日常で実践することをしっかりと考え宣言をすることで、学んだことをすぐに実行していただきます。
Ⅰ.中堅社員の役割
-会社が成長し続けるために中堅社員に求められていることは何か-[ディスカッション]
Ⅱ.主体的な行動
1.上司が求めていることを考える
・上司のミッション ・上司の悩み
ー上司がふだん考えていることを考えるー[グループワーク]
2.過去の主体的な行動を洗い出す
3.主体的に行動している人の行動を手本にする
ー周囲にいる人の主体的な行動を洗い出すー[グループワーク]
Ⅲ.判断力
1.「どうすればいいですか?」ではなく「○○してもいいですか?」と聞く
2.判断力を養うためのSTEP
STEP1:選択肢をできるだけ洗い出す
STEP2:それぞれの選択肢を選んだ結果何が起こるかを想定する
STEP3:どの選択肢をとるべきかを比較し決定する
-重要な会議で使う資料に誤りがあったときにどう対応するか-[グループワーク]
Ⅳ.若手社員の指導
1.業務を教える
・見せながら教える ・させながら教える
2.指示を出す
・指示の背景や全体像を伝える ・納期を伝える ・報告させるタイミング
-後輩に教えたり指示をするときに工夫していること-[ディスカッション]
3.注意する
・気づいたときに注意する ・注意するときの注意点 ・理由を伝える
4.叱る
・叱ると怒るの違い ・叱るときの注意点 ・叱った後のフォロー
5.ほめる
・行動をほめる ・成長をほめる ・いない場所でほめる
-後輩をほめたり叱ったりするときに工夫していること-[ディスカッション]
Ⅵ.日常で実践すること
-今後中堅社員としてどのように行動するかを考える-[個人ワーク]
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。