どんな仕事においても、想像力を働かせることは重要です。相手がどんな気持ちでいるのかを想像したり、自分の行動によってどんな事態が起きるのかをイメージしたり。しかしこうしたことを怠ると、人間関係のトラブルや、仕事上のミスが発生しやすくなります。逆に言えば、こうしたことが当たり前のようにできていると、いわゆる考える力が向上していき、仕事がうまくいきやすくなるのです。この研修では、考える力のベースとなる想像する力を鍛えていただきます。
想像力研修 ー想像する力を鍛えるー[オンライン / 公開型]
若手~中堅社員(想像力を向上させたい方)、指導する上で基本を学びたい方
想像力とはどのようなスキルかを理解した上で、想像力を上げるためにはどうしたらいいかを学んでいただきます。また研修の中で「想像する」トレーニングを多く行うことで、想像する癖づけをし、スキルを向上していただきます。
Ⅰ.想像力がある人とない人の違い
想像力とは、生まれ持った能力でも、特定の人だけが持っている才能でもありません。想像力がある人とない人の違いは、日ごろから想像する癖があるかないかだけなのです。しかしこの癖が身についているという人は意外に多くありません。ここでは、想像力がある人とない人の違いを認識し、想像する習慣を身につけることの重要性を実感していただきます。
Ⅱ.想像力を上げるためには
想像力を上げるためにはどのようなことをしたら良いのでしょうか。前述の通り、想像力は日ごろからの癖づけによって身についていくものです。そのため常に映像をイメージする癖をつけることが重要なのです。また、頭を振り絞って想像する、間違っていても気にしない、といった癖づけをするための心構えや、様々な経験を積む、といった日ごろからできる工夫についてもお伝えします。
Ⅲ.想像力を働かせる
本研修の中で多くの時間を割く項目となります。想像力はとにかくトレーニングが重要となるため、ひたすら想像力を働かせる練習をしていただきます。事例を元に、相手の状況や考え、過去に何があったか、これから何が起こるか、見たことのない場面、こうしたことを一つずつ想像していただきます。そしてこれらを現場でも実践することで、想像力は少しずつ向上していきます。
Ⅰ.想像力がある人とない人の違い
Ⅱ.想像力を上げるためには
1.常に映像をイメージする癖をつける
2.「想像できない」ではなく、頭を振り絞って想像する
3.間違っていても気にしない(想像することが重要)
4.様々な経験を積む
Ⅲ.想像力を働かせる
1.相手の状況や考えを想像する
-イライラしている先輩の状況や気持ちを想像してみる-[個人ワーク/共有]
2.過去に何があったかを想像する
-新商品がマスコミに取り上げられた背景を想像する-[個人ワーク/共有]
3.これから何が起こるかを想像する
-取引先が倒産したとき、今後何が起こるかを想像してみる-[個人ワーク/共有]
4.見たことのない場面を想像する
-他の事業所に出張した場面を想像し、準備するものを考える-[個人ワーク/共有]
■課題
-現場で取り組むべき課題について-
・想像することの大切さを実感した。職業がら、色々な業種の企業の人と接する機会があるが、相手がどんな仕事をしているのか、もっと想像しなければいけないと思った。(営業、男性)
・とてもわかりやすかった。他の参加者とのディスカッションをすることで、理解が深まった。(販売、男性)
・後半の「想像するワーク」に取り組んでみたら、なかなかイメージが沸いてこなかった問題が多かったことから、いかに日ごろから想像力を働かせていないのかということに気づかされました。間違っていても良いという気づきも得たので、日ごろからもっと想像力を働かせようと思います。(事務、女性)
・システム構築に携わっているが、ユーザーがどういう場面でシステムを使うのかを全然想像していなかった。そのあたりをイメージすることで、ユーザーにとってより使いやすいシステムが作れるのだということを学んだ。(SE、男性)
・お客様が何を考えているか、上司は何を求めているか、考えているようで考えられていなかったことだと思いました。早速実践していきます。(営業、女性)
法人向けにカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。
【想像力研修(法人向け)】
同テーマについて、法人向けに個別に実施する場合は、想像力研修(法人向け)をご覧ください。
【考える力向上研修プログラム[全6回]】
本内容については、考える力向上研修研修プログラム(全6回)の4回目でも扱います。詳細は考える力向上研修プログラム[全6回]をご覧ください。