どんな仕事においても、日々様々な課題が発生するものです。しかしその課題に向き合わずに放置していると、やがて大きな問題になってしまう場合があると同時に、組織としても個人としても、そこから成長しなくなってしまいます。この研修では、課題解決の手順をしっかりと学んでいただきます。問題を発見し、その問題が発生した真の原因を特定した上で課題を設定し、解決することが重要となります。
※「問題を発見する」という点に焦点を絞った内容については、問題を発見する力研修で扱っております。
仕事上で発生する課題を解決することの重要性を理解し、課題解決のための手順を学んでいただきます。研修の中では多くのワークを行うことで、実際に課題解決のフローを体感することができ、研修の時間内で手法を身につけていただくことができます。
Ⅰ.課題を解決することの重要性
仕事をする上での課題を認識している人は多くいますが、実際にはその課題が放置されているというケースも珍しくありません。しかし課題を解決しないままにしておくと、後々大きな問題となってしまう場合があります。研修の冒頭で課題を解決することの重要性を認識することで、危機感を醸成し、前向きに研修に取り組んでいただくことができます。
Ⅱ.課題解決の手順①問題を発見する
課題を解決するためには、まず始めに問題を発見することが重要です。どのような問題があるかを正確に認識しなければ、取り組むべき課題は見えてこないものです。ここでは、事例を元に、どんな問題があるかを見つけるというフローについて理解していただきます。
Ⅲ.課題解決の手順②原因を考える
問題を見つけることができたら、なぜその問題が起きたのか、つまり原因を考えることが必要です。見つかった問題に対してすぐに手を打ってしまうと、根本的な問題の解決にならない恐れがあります。そのためまずは原因を考え、そしてその原因のさらなる原因を考えるという原因の深堀りを行うことで、真の原因を特定できるようになっていきます。
Ⅳ.課題解決の手順③課題を設定する
真の原因を特定できたら、それを元に課題を設定します。このように本当に解決すべき課題は、問題の発見、原因の究明(深堀り)を行うことで初めて見えてくる場合があるのです。ここでは混同しがちな「問題」と「課題」の違いについても理解していただきます。
Ⅴ.課題解決の手順④解決策(課題を解決するための施策)を考える
課題を設定した後は、その課題を解決するための具体的な施策、いわゆる解決策を策定します。ただ課題があると認識するだけでは、解決には繋がりません。具体的に施策を実行して初めて、課題の解決への道筋が見えてくるのです。そのために具体的な実行計画に落とし込むという作業についても学んでいただきます。
Ⅵ.課題解決総合演習
研修で学んだ課題解決の手順について、自身の仕事にあてはまめて考えていただきます。自分事として考えることで、課題解決の手法が定着化されやすくなります。
Ⅶ.日常で実践すること
課題解決については、ただ手順を学んだだけでは日常で実行できるようにはなりません。日々実践していくことが不可欠なのです。ここでは研修を受けて終わりにするのではなく、日常でどのように実践するかを考えることで、日々の課題解決に取り組むための第一歩としていただきます。
Ⅰ.課題を解決することの重要性
1.課題とは
2.課題が解決されないと何が起きるか
-課題が解決されなかったときに起きる事態を考える-[ディスカッション]
Ⅱ.課題解決の手順①問題を発見する
1.問題とは
2.問題を発見する
-事例を読んで、どんな問題があるかを考える-[グループワーク]
Ⅲ.課題解決の手順②原因を考える
1.問題が起きた原因を考える
2.原因を深堀りする(原因の原因を考える)
3.真の原因を特定する
-原因を深堀りすることで、表面的な原因ではなく真の原因を特定する-[グループワーク]
Ⅳ.課題解決の手順③課題を設定する
1.問題と課題の違い
2.真の原因から課題を設定する
-特定した真の原因を元に課題を設定する-[グループワーク]
Ⅴ.課題解決の手順④解決策(課題を解決するための施策)を考える
1.課題を解決するための施策を洗い出す
2.具体的な実行計画に落とし込む
-解決策を考え、実行計画を立てる-[グループワーク]
Ⅵ.課題解決総合演習
-自身の仕事上での問題、原因、課題、解決策・実行計画を考える-[個人ワーク/グループ共有]
Ⅶ.日常で実践すること
-どのような場面で課題解決の手法を用いるかを考える-[個人ワーク/発表]
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。