異業種交流会の自己紹介の例文

 

異業種交流会に参加したことはありますか?何度もあるという方もいれば、初めて参加することになったという方もいるのではないでしょうか。そしてこれを読んでいる方の多くは、おそらく異業種交流会に参加した経験が少なく、どのように自己紹介をしたらいいかを悩んでいる方か思います。しかし覚えておいていただきたいのは、自己紹介の仕方に正解はありません。自身の性格やタイプによって、どんな自己紹介が良いかは変わってくるものです。大事なことは、自分らしさをしっかりと出すことで、自身の魅力を相手にちゃんと伝えることかと思います。そのためこのページでは、異業種交流会における自己紹介の仕方の正解をお伝えするのではなく、自分の魅力を伝えるためのヒントをご提供できればと思います。なお後半には、参考として、異業種交流会における自己紹介の例文をいくつか記載しております。

 

異業種交流会の趣旨や対象を考える

 

ひとえに異業種交流会と言っても、様々なものがあります。人脈作りを目的としたもの、ビジネスを生み出すためのビジネスマッチングの要素が強いもの、同業者同士の勉強会やセミナーの後に開催されるもの等々。まず始めに考えなければいけないのは、その会の趣旨を認識することです。人脈作りを目的とした会と、具体的なビジネスマッチングを目的とした会では、他の参加者の目的も異なってくるものです。

 

また参加対象についても、会によって様々です。上場企業の経営者ばかりが集まるようなハイクラスの異業種交流会もあるでしょうし、若手社員ばかりが集まるフランクな会もあります。

 

こうした会の趣旨や参加者の対象を考えることで、どのような自己紹介にすべきかが見えてくる場合があります。

 

自分自身の参加目的を考える

 

人によって、異業種交流会に参加する目的は様々です。知り合いを増やしたり人脈を作ったりしたいと思って参加する人、自身のビジネスを拡大させたいと考えて参加する人、他の業種の人の話を聞いて勉強したいと思って参加する人等々。大切なことは、自身の目的を明確化させることです。たとえばビジネスを拡大させたいという明確な目標があるのであれば、自身の仕事の内容はもちろんのこと、自社の魅力をしっかりと伝える必要があるでしょう。逆にただ知り合いを増やしたいだけであれば、趣味の話や、相手が興味を持ちやすい話をするのも一つでしょう。このように、自身の目的を明確化させることで、どういった話をしたら良いかが見えてくる場合があります。

 

相手に好印象を持たれるようにする

 

初めて会う相手に、どのような第一印象を持たれるかは非常に重要です。最初の挨拶が感じ悪ければ、多くの人はその人と会話をしたいとは思わないでしょう。そこで、明るい表情(笑顔)、ハキハキとした話し方、礼儀正しさ等、相手に好印象を持ってもらえるような自己紹介をすることが重要です。自分では感じ良く話しているつもりでも、実はぶっきら棒に思われていることもあります。自分の話し方に自身がない方は、一度自分の動画を撮影してみて、自分自身を客観的に見つめなおすのも良いかもしれません。

 

相手の印象に残る話をする

 

異業種交流会では、参加者は多くの人と挨拶をするものです。対面型の異業種交流会の場合は、後から名刺を見直したときに、「この人どんな人だったっけ?」「こんな人と話したっけ?」と思うことも多くあるものです。最近ではオンラインの異業種交流会も主流になってきていますが、オンラインでは、オフライン以上に相手の記憶に残りづらいと言われています。そうした状況で相手の印象に残るようにするためには、話す内容を工夫する必要があります。自己紹介や自社の説明をする際にも、どのような話をすれば相手の印象に残りやすいかを、事前にしっかりと考えておくと良いでしょう。

 

無理に笑いはとらなくて良い

 

「インパクトのある自己紹介をしたいけれど、おもしろいことを言うのは苦手」そう思う人も多いかと思います。初対面の人を相手に笑いをとるのは、なかなかテクニックが必要ですよね。笑いをとることが得意な方は、もちろんチャレンジするに越したことはありません。それにより場が和んだり、相手からも良い印象を持ってもらえることも多いものです。

 

しかしそれが苦手な方は、無理に笑いをとる必要はありません。そういったことが苦手であるにも関わらず、下手に笑いをとろうとして、自分らしさが出せないのはもったいないものです。またあまりウケなかった(いわゆる「すべった」)場合、それを引きづって会話が弾みづらくなるのであれば、本末転倒です。笑いについては、得意な方はとるのが良いでしょうし、苦手な方は無理をしない方が良いと言えるでしょう。大事なことは、自分らしさを表現することなのです。

 

自己紹介の例文

 

ここからは、異業種交流会における自己紹介の例文をいくつか記載します。何を話せば良いかが思い浮かばない方は、参考にしていただければ幸いです。


[例文1]

 

初めまして。株式会社〇〇の鈴木太郎と申します。弊社は福岡に本社があるシステム開発をメインで行う企業です。みなさまご存じの大手スーパーのX社様のシステムは、弊社が構築したものなんです!今日は異業種の方とお話をすることで、多くのことを学ばせていただきたいと思います。よろしくお願いします!

 

【ポイント】

・地域の話をすることで、その地域に関係する人に興味を持ってもらいやすくする。

・大手スーパーの例を話すことで、記憶に残りやすくしている。


[例文2]

 

みなさん、こんにちは!佐藤花子と申します。私はタレントの〇〇に似ているとよく言われます。ぜひ「〇〇」と呼んでください(笑)。仕事は、フリーランスでWEBデザイナーをしております。昨年は、年間30社のホームページの制作を行いました。今日は多くの方と知り合って、人脈を広げたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

【ポイント】

・似ている芸能人の話をすることで、覚えてもらいやすい。

・実績を数字(「年間30社」)で伝えることで、印象に残りやすくなると共に、嫌みなくスキルの高さを伝えることができる。


[例文3]

 

みなさま、はじめまして。□□株式会社の山田二郎です。こういう場は初めてなので、正直なところかなり緊張しています(笑)。ぜひみなさまに色々教えていただきたいと思います。仕事は、コンサルティング会社の経営をしております。オフィス回りのコスト削減のお手伝いが得意です。それから趣味はゴルフです。ゴルフ仲間もほしいので、ゴルフ好きの方は、ぜひお話しましょう(笑)。

 

【ポイント】

・緊張していることを正直に伝えることで、親近感を持ってもらいやすくなり、相手から距離を縮めやすくなる。

・趣味の話をすることで、同じ趣味を持つ人との話のきっかけを作りやすくなる。


自己らしい自己紹介を!

 

以上のように、異業種交流会における自己紹介の例文をいくつ記載しました。忘れてはいけないのは、これらはあくまで例文です。誰にでもあてはまるものではありません。ある人の自己紹介をそっくりそのまま真似したとしても、他の人にはうまくはまらないものです。繰り返しになりますが、大切なことは、自分らしさを表現することです。あまり思いつめず、落ち着いて自分のことを話せば、きっと相手に伝わるはずです。

 

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