メンタルヘルス研修 ーセルフケアー

「従業員がうつ病になってしまった」「メンタル不全に陥って退職をしてしまった」職場でそのような経験をした方は多いかと思います。こうした問題は多くの組織において存在しています。それではどのような対策を講じたら良いのでしょうか。こうした事態を防ぐためには、職場の管理職によるラインケアと、部下本人によるセルフケアの両面での取り組みが不可欠です。この研修では、上記のうちのセルフケアをいかに行うかを学んでいただく研修です。

 

研修概要

 

メンタルヘルス(セルフケア)の重要性を認識した上で、自分自身のストレス反応に気づくことが大切であると学んでいただきます。またそうしたストレスを感じた際に、いかにしてストレス要因を特定して解消するか、メンタル不全にならないためにはどうすべきか等を、ワークを通して理解していただきます[目安:34時間]

 

カリキュラム

 

Ⅰ.メンタルヘルス(セルフケア)の重要性

まずはメンタル不全に陥るとどのような影響が生じるかを考えていただきます。体調を崩して出勤することが難しくなったり、日常生活すらもままならなくなったりする場合もあります。そこでこうした事態にならないように、従業員自らが取り組むセルフケアの重要性について理解をしていただきます。

 

Ⅱ.自分のストレス反応に気づく

ストレスを抱えていると、様々な反応が生じる場合があります。身体的な反応、心理的な反応、行動面での反応の大きく3つに分かれますが、こうした反応に本人が気づいていないケースも多くあります。そこでこのパートでは、自分自身にそうした反応が起きていないかを改めて考えていただきます。

 

Ⅲ.ストレスの要因と解決策を考える

ストレスには、何かしらの要因があります。そこで何が要因になっているかを考えることが重要です。そしてその要因を特定した上で、解決策を見出すことにより、ストレスが軽減される場合があります。ここではどのようにして要因、解決策を考えるかを知っていただきます。

 

Ⅳ.気持ちを切り替える

自身の抱えるストレスを軽減させる方法として、気持ちを切り替えるという方法もあります。ここでは視点を変えることで、気持ちを切り替えることができると学んでいただきます。

 

Ⅴ.目標を設定する

今後の目標を設定することで気持ちが楽になる場合もあります。短期的な仕事の目標を設定してやる気を高めたり、将来的な漠然とした目標を設定することで、夢に向かってがんばろうという気持ちを起こしたり、こうした方法について学んでいただきます。

 

Ⅵ.リフレッシュする

現実から離れてリフレッシュする方法もあります。自分自身の趣味に没頭したり、休養したり、ストレスの要因になっていることを一時的に忘れることで、気持ちを楽にすることができる場合があります。ここではどのようなリフレッシュ方法があるかを改めて認識していただきます。

 

Ⅶ.他者に相談する

人は、自分の話を聴いてもらい、共感してもらい、そしてアドバイスをもらうことで、気持ちが楽になることがあります。ここではワークを通して体感していただくことで、他者に話をすることの効果を実感していただきます。

 

Ⅷ.日常で実践すること

研修の最後に、学んだ内容をどのように実践していくかを考えていただきます。日々の生活で具体的にどう活かすかを考えることで、研修で知ったことを日常の中で活用しやすくなります。

 

メンタルヘルス研修-セルフケアー(3~4時間)

Ⅰ.メンタルヘルス(セルフケア)の重要性

-自分がストレスを抱えていると感じるとき、何をするか-[ディスカッション]

1.メンタルヘルスとは

2.メンタル不全による影響

 

Ⅱ.自分のストレス反応に気づく

1.身体的な反応

2.心理的な反応

3.行動面での反応

-最近自分に生じた反応はないか-[個人ワーク]

 

Ⅲ.ストレスの要因と解決策を考える

1.ストレスの要因を考える

2.要因についての解決策を考える

ーストレスの要因と解決策を考えるー

[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅳ.気持ちを切り替える

~「視点を変えて」ポジティブに捉えてみる

1.現在→未来・過去

2.自分→相手・他人

ー視点を切り替えてポジティブに捉えるー

[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅴ.目標を設定する

1.直近の目標を設定するポイント

2.将来的な目標を設定するポイント

ー直近&将来的な目標を設定ー[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅵ.リフレッシュする

~仕事から離れてリフレッシュできることを用意しておく

・休息する ・趣味に没頭する ・運動する

・他者と会話をする ・リラックスする

ー仕事以外でリフレッシュできるものを洗い出すー

[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅶ.他者に相談する

1.話を聴いてもらう

2.共感してもらう

3.アドバイスをもらう

ー相手の悩みを聴いてアドバイスをするー[ペアワーク]

 

Ⅷ.現場で実践すること

-現場でどのようなことを実践するかを考える-[個人ワーク/発表]

 

実施形態

下記2つの形態で対応が可能です。

・対面型

・オンライン(Zoom)

 

いずれの場合でも、グループワークやディスカッションの時間を設けて進行します。オンライン研修の場合は、Zoomの機能を活用することで、受講者同士が交流できるようにしています。(詳細についてオンライン研修の方法に記載しています。)

 

受講者の声(アンケートより抜粋)

 

・自分のストレスの付き合い方について、学ぶ良い機会になりました。仕事をする上で、ストレスは必ずあるものですが、ストレス発散や考え方を変えストレスと上手に付き合っていきたいです。

 

・日常では気にしていなかったことなどを考え直す良い機会となりました。ストレスケアは重要なことなので、今回の研修を今後の生活に活かしていきたいと思います。

 

・自分自身が追い込まれたときに自分自身を守ることを考えて行動することが必要だと思った。また、周りで元気のない人を見かけたときに悩みを聴いたり、気遣ったり、仕事を手伝うなど必要な支援ができるように心がけます。

 

・普段ストレスを感じにくくても、実はメンタル不全である可能性があることを改めて知ることができました。

 

・演習等を通じて、人に話を聴いてもらうことの重要性及びストレスを感じた時にどう対応をすればいいのかを学ぶことができ大変勉強になりました。

 

・自分はあまりストレスを感じないタイプだと思っていましたが、ストレスを感じることが実は多々あったんだと思った。ストレスに対する向き合い方を学んだので、これから活用したいです。

 

・「視点の変え方」の考えはこれから先、仕事上でも、プライベートでも活用していこうと思います。

 

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