イレギュラーな場面でのコミュニケーション研修 - 断り方・交渉の方法・お詫びのし方を学ぶ-

多くの人と共に仕事をしていると、「言った、言わない」のトラブルや意見の食い違い等、コミュニケーションに関する様々な問題が生じることがあります。これらが解決されなかったり、エスカレートしてしまったりすると、関係性が悪化し、大きなトラブルに発展してしまうケースもあります。しかしこうしたトラブルは、ちょっとしたコミュニケーションの工夫で回避できる場合も多いのです。この研修では、そんなイレギュラーな場面でのコミュニケーションのコツについて学んでいただきます。

 

研修概要

 

イレギュラーな場面でのコミュニケーション手法を学ぶ研修です。具体的には、相手の要望に応えられない場合の断り方や、自分の要望を相手に受け入れてもらいたいときの交渉の方法、そして相手を怒らせてしまった際のお詫びのし方について習得していただきます。コミュニケーション研修の応用編とも言える内容です。[目安:6~7時間]
基本編も参考にしてください。

 

カリキュラム

 

Ⅰ.コミュニケーション不足による影響

仕事上でコミュニケーションが不足していると、様々な弊害が生じます。そしてそれが積み重なっていくと、人間関係が悪化してしまう恐れもあるのです。そうなると自分のモチベーションが下がるだけでなく、仕事が成り立たなくなったり、クレームに発展したりするケースも出てきます。ここではコミュニケーション不足による弊害を理解すると共に、人間関係の悪化を防ぐためのコミュニケーションについて考えていただきます。

 

Ⅱ.断り方 ~相手の要望に応えられない場合

仕事をしていると、上司や先輩のみでなく、他の部門の人や取引先等、様々な関係者から何かしらの要求をされることがあります。しかし内容によっては、どうしても応えることができず、断らざるを得ないケースもあります。しかし下手に断ると、相手との関係性が悪化してしまうこともあるため、慎重に対応する必要があります。ここではそんな断り方についてのポイントを学んでいただきます。

 

Ⅲ.交渉の方法 ~自分の要望を受け入れてもらいたい場合

相手に対して自分の要望を受け入れてもらいたいというケースは多く発生するものですが、相手も何らかの要望を抱いている場合、簡単に受け入れてもらえない可能性もあります。そんなときは交渉を行う必要性が生じます。しかし一方的に自分の要望を伝えたり、主張をしたりしていては、交渉は成立しません。相手の要望が何なのかを理解した上で、自分と相手の双方の要望をも満たすことができる方法はないかを模索し、妥協点を見つける必要があります。ここではそんな交渉の方法について学んでいただきます。

 

Ⅳ.お詫びのし方 ~相手を怒らせてしまった場合

どんな人でも、仕事上で相手を怒らせてしまったという経験は少なからずあるかと思います。こうした場合、自分がなんらかのミスをしたり、納期に遅れたりといったように、自分に非がある場合ももちろんあるでしょう。一方で、自分は特に悪いことはしていないにも関わらず誤解が生じていたり、価値観の違いがあったりして、相手が怒ってしまうケースもあります。そんなときにどのようにお詫びをすれば良いかを学んでいただきます。

 

Ⅴ.日常で実践すること

本研修の内容は仕事ではもちろんのこと、家族や友人との関係等、プライベートでも活用できる内容ばかりです。そのため研修後すぐに実行することができます。学んだ手法を身につけるために、現場でどのように実践するかを宣言していただきます。

 

イレギュラーな場面でのコミュニケーション研修(6~7時間)

Ⅰ.コミュニケーション不足による影響

-事例を読んでコミュニケーションにおける問題点を考える-[ディスカッション]

1.人間関係の悪化による影響

・モチベーションが下がる ・仕事が成り立たなくなる ・クレームに発展する

2.関係の悪化を防ぐコミュニケーション

 

Ⅱ.断り方 ~相手の要望に応えられない場合

-自分が嫌な思いをした断られ方は-[ディスカッション]

1.まずは相手の要望を自分事として考え共感する

2.一言で断らない

3.クッション言葉を入れる

4.代替案を提示する

-要望に対する断り方を考えて実践する-[個人ワーク/ペアワーク]

 

Ⅲ.交渉の方法 ~自分の要望を受け入れてもらいたい場合

1.交渉が発生する場面

2.自分の主張・要望を明確にする

3.相手の主張・要望を推測する

4.落としどころを決める

-事例を元に自分と相手の要望、落としどころを考える-[ペアワーク]

5.お互いの要望が満たされるラインを目指して話し合う

-交渉を行う-[ペアワーク]

 

Ⅳ.お詫びのし方 ~相手を怒らせてしまった場合

1.相手の気持ちに立つ

2.自分が悪いと心から思える点を見つける

・悪いと思わずにお詫びをすると逆効果

3.お詫びの言葉、文章を事前に考える

・言葉選び ・文章の流れ ・最初と最後はお詫びの言葉

4.言い訳をしない

・主張したい場合は、主張を反省に繋げる

-お詫びの文章を考える-[個人ワーク]

5.心を込めてお詫びする

-怒っている相手に対してお詫びをする-[ペアワーク]

 

Ⅴ.日常で実践すること

-仕事をする上でどのようなことを実践するかを考える-[個人ワーク/発表]

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実施形態

対面型の研修を推奨していますが、オンラインでの開催も可能です。


オンライン研修の場合、Zoomを使用します。

・グループディスカッション、ペアワーク等については、Zoomの機能を使い実施します。これにより、オンラインでも受講者同士の交流が可能となります。詳細はオンライン研修の方法をご覧ください。

 

お問合わせ

企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。

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