コーチングという言葉を聞いたことがある人でも、その内容を正しく理解し、また実践できていると胸を張って言える人は決して多くないのではないでしょうか。コーチングは相手の主体性を引き出すコミュニケーション手法の一つとして、リーダーの育成やマネジメントなど多くのビジネスシーンで活用されています。本研修では、コーチングについて学ぶことで部下の主体的な行動を引き出し、その成長につながるようなコミュニケーションを取れるようになっていただくことを目的としています。
※部下の目標の設定方法については、評価者向け目標管理研修にて取り扱っております。
コーチングを知っているか知らないかで、部下に対するコミュニケーションは⼤きく変わってきます。この研修では、コー チングの基本スキルである傾聴、質問、承認のスキルやGROWモデルについて学び、演習を通してコーチングスキルを習得していただきます。 [目安︓6〜7時間]
Ⅰ.コーチングの基本
日ごろ、あなたが部下に対して行っているのはコーチングでしょうか、それともティーチングでしょうか。比較されることの多い両者の違いをふまえ、なぜ部下の成長のためにコーチングが必要とされるかについて考えていただきます。
Ⅱ.コーチングの基本スキル
コーチングの必要性を理解したうえで、その基本である傾聴、質問、承認という3つのスキルについて学んでいただきます。上司役と部下役に分かれ、ワークを通して各スキルを実践していただきます。
Ⅲ.コーチングのアプローチ「GROWモデル」
部下の主体的な行動を引き出すためには、学んだ基本スキルと組み合わせて活用できるコーチング手法が必要です。ここでは、代表的な手法の一つとして「GROWモデル」への理解を深めていただきます。
Ⅳ.コーチング徹底演習
研修テーマの総括として、3つの基本スキルや「GROWモデル」を習得するためのペアワークを実施します。研修後、部下とのコミュニケーションでコーチングを実践できるよう、ロールプレイングで自身の言動に徹底的に落とし込んでいただきます。
Ⅴ.現場で実践すること
学んだ内容を身につけ習慣化するには、日々のコミュニケーションの中で繰り返し実践することが何より重要です。部下の主体的な行動を引き出すため、今後現場でどのようなコーチングを実践していくか、自身の言葉で宣言していただきます。
Ⅰ.コーチングの基本
-部下の成長のために心がけていること-[ディスカッション]
1.コーチングとは
2.ティーチングとコーチングの違い
・ティーチングは教える ・コーチングは引き出す
3.なぜコーチングが必要か
Ⅱ.コーチングの基本スキル
1.傾聴のスキル~話を聴く
2.質問のスキル~質問する
3.承認のスキル~ほめる
-上司役が部下役に基本スキルを実践する-[ペアワーク]
Ⅲ.コーチングのアプローチ「GROWモデル」
1.目標の明確化(Goals)
2.現状の把握(Reality)
3.選択肢の創造(Options)
4.目標達成への意志・行動計画(Will)
-GROWモデルにあてはめて部下への質問を考える-[個人ワーク/グループ共有]
Ⅳ.コーチング徹底演習
-上司役が部下役にコーチングを行う-[ペアワーク]
Ⅴ.現場で実践すること
-現場でどのようなことを実践するかを考える-[個人ワーク/発表]
・指導する立場としては、今回の研修のすべての内容がふだんから常に気を付けていないといけないことだと感じました。また、信頼関係の構築がすべての基礎であることを改めて思い出すことができ、とても感謝しています。
・コーチングについて改めて学べていい機会でした。社内でも実践したいと思います。
・傾聴のスキルなどは部下に対してだけでなく、上司との接し方にも応用できそうです。グループワークでは他の方の意見も聞くことができ、とても参考になりました。
・演習などを交えた研修のため、実践的で有意義でした。具体的な事例もあり勉強になりました。毎年度継続して受講したいと感じました。
【法人向け研修】
部下とのコミュニケーション研修
様々な場面に応じた部下とのコミュニケーションの取り方を学ぶための研修です。
自分自身で判断し、仕事を進めていけるようになるための主体性を身につける研修です。
上司としていかに部下のモチベーションを向上させるかを学ぶ研修です。
部下の成長を促す目標設定の方法や指導方法について学ぶための研修です。
【ビジネス関連情報】
企業様に合わせてカスタマイズして実施することも可能です。お気軽にお問合せください。