報連相(ホウレンソウ)基本研修 ー報告連絡相談ができるようになるー

仕事は自分ひとりでは完結せず、上司や先輩などとともにチームで進めていく場合がほとんどであり、そこで重要となるのがコミュニケーションです。その中でも、報連相がきちんとできているかどうかは、仕事を円滑に進めるため、さらには仕事の成否にも大きく関わってきます。本研修では、そんな「報告」「連絡」「相談」の基本を学ぶことで、報連相ができるようになっていただくことを目的としています。

※報連相のさらなるスキルアップを図りたい場合には報連相(ホウレンソウ)上達研修がより効果的です。

 

研修概要

 

社会人にとって必要不可欠な報連相(報告・連絡・相談)の基本について学んでいただく研修です。報告、連絡、相談のそ れぞれのポイントや、上手に報連相を行うためにはどうしたら良いかを知っていただき、数多くのグループワークやロール プレイングに取り組むことで、研修中に報連相のスキルを向上していただきます。[目安:6~7時間] 

 

カリキュラム

 

Ⅰ.報告・連絡・相談の基本

仕事を円滑に進めるうえで「報連相」が大事とわかっていても、「報告」「連絡」「相談」がそれぞれどのようなものか、その違いは何かを正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。まずはこの3つについての理解を深め、なぜ重要なのかについて学んでいただきます。

 

Ⅱ.報告のポイント

報告をする際に意識すべきポイントについて解説します。報告相手となる上司や先輩にもそれぞれ抱えている仕事がある中で、簡潔明瞭な報告を行うにはいかに伝えるかが重要です。伝えるべき結論となる事実とその詳細、それらに対する自分の意見を交えた報告をワークを通して練習します。

 

Ⅲ.報告すべき内容

上司や先輩は常日ごろから部下や後輩の仕事に対して、困っていないか、進捗状況はどうかなどを気にかけています。相手が自分のことを気にかけていることを理解したうえで、必要となる報告とはどのような内容かをワークを交えて考えていただきます。

 

Ⅳ.連絡のポイント

職務上必要な情報を知らせるために行う連絡においては、不要な情報を省略して伝えることが大切です。相手が知りたいと思っているであろう情報を5W1Hで洗い出し、まずその概要、次に詳細という順番で漏れなく伝えることがポイントであることを理解していただきます。

 

Ⅴ.相談のポイント

あまり仕事に慣れていないうちは、ささいな内容であっても上司や先輩に相談して進めたいと考える人も多いのではないでしょうか。しかしながら上司や先輩もいつでも相談に乗れるとは限りません。あらかじめ確認したい内容を明確にし、許可をもらった上で相談することを意識付けていただきます。

  

Ⅵ.報連相上達のポイント

報告、連絡、相談のポイントを押さえた上でさらに上達するために大切な要素を学びます。職場や上司などによって相手が求める報連相の量は変わってくるため、相手が何を求めているかを常に意識しましょう。またその際、相手に対してお礼やお詫びすることがないかを考えることで自然と報連相ができるようになります。

  

Ⅶ.報連相徹底演習

研修の集大成として、報連相のロールプレイングを行います。上司や先輩へ報連相が必要となるケースを想定し、どのような内容をいかにして報告、連絡、相談するかを実践していただきます。

 

Ⅷ.現場で実践すること

学んだ内容を現場で実践するため、研修内容の総括として今後自身がどのように行動するかを考えていただきます。報連相の習慣化、スキルアップには学んだ内容への意識付けと日々の取り組みが必要不可欠です。そのためここでは、研修後すぐに実践に移せるよう書き出していただきます。

 

報連相(ホウレンソウ)基本研修(6~7時間)

Ⅰ.報告・連絡・相談の基本

1.報連相の違い

・報告とは ・連絡とは ・相談とは

2.報連相の重要性

ー報連相をしないとどうなるかー[ディスカッション]

 

Ⅱ.報告のポイント

1.相手にわかりやすく伝える

・事前に伝える内容を整理する

2.結論→詳細の順番で伝える

3.「事実」と「意見」を分ける

ーわかりづらい報告文をわかりやすくするー[個人ワーク/グループ共有]

 

Ⅲ.報告すべき内容

1.指示・依頼に対する完了報告

2.相談した内容の結果報告

3.時間がかかる内容についての経過報告

4.チーム・相手に対して影響の大きい内容

5.トラブル、リスクの大きい内容

ー部下役が上司役に報告をするー[ペアワーク]

 

Ⅳ.連絡のポイント

1.「事実」のみを伝える

2.概要→詳細の順番で伝える

3.相手が知りたいことを漏れなく伝える

ー課のメンバーへの連絡事項をまとめるー[グループワーク]

 

Ⅴ.相談のポイント

1.最初に相談の許可を得る

2.聞きたいことを明確にする

・「どうしたらいいですか」でなく「〇〇してもよろしいでしょうか」

3.報告事項がある場合は相談の前にする

ー部下役が上司役に相談をするー[ペアワーク]

 

Ⅵ.報連相上達のポイント

1.報連相の量

・最初は多すぎるくらいがちょうど良い

2.「相手が何を求めているか」を考える

・上司や先輩は常に新人を気にしている 

ー学生時代に「報告・相談してほしい」と思った内容はー[個人ワーク/グループ共有]

3.「お礼」と「お詫び」を意識する

ーお礼とお詫びを常に意識すると、自然と報連相ができる

・相手にお礼することはないかを考える

・相手にお詫びをすることはないかを考える

4.近況を聞かれたら「報告が足りていない」と考える

 

Ⅶ.報連相徹底演習

ー複雑な事象を上司や先輩に報告・連絡・相談するー[ロールプレイング]

 

Ⅷ.現場で実践すること

ー配属後に実践することを考えるー[個人ワーク/発表]

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