社長と呼ばれたくない?-経営者の本音-

 

これをご覧になっている社長のみなさま、社員からはなんと呼ばれていますか?「〇〇社長」「社長」と呼ばれている方もいれば、「〇〇さん」とさん付けで呼ばれている方もいるかと思います。そして現状の呼ばれ方で満足している方もいれば、「その呼び方はちょっとなあ…」と不満に思う方もいるのではないでしょうか。ここでは多くの経営者に、社員からなんと呼ばれているか、それについてどう思っているか、本音をインタビューし、その内容をまとめてみました。

 

■現在どのように呼ばれているか?

 

まずは、現在社員からはどのように呼ばれているかを聞いてみました。

 

■社長と呼ばれている

 

・最初に雇った社員から「社長」と呼ばれたので、それ以降に入社した社員も皆「社長」と呼んでくる。(製造業、経営者)

 

・「〇〇(苗字)社長」と呼ばれている。社長になる前は「〇〇さん」と呼ばれることも多かったが、なぜか社長になってからはこの呼び方。だいだい社長のことはさん付けでは呼ばない文化。(コンサル、経営者)

 

・上下関係ははっきりしてもらった方がいいと思って、「社長」と呼ぶようにさせている。(卸売、経営者)

 

「社長」もしくは「〇〇社長」と呼ばれているという方は多くいらっしゃいました。特に比較的年齢が高い経営者や、数十年間も続いている会社の経営者には、こうした傾向が見られました。

 

苗字にさん付けで呼ばれている

 

・全員から「〇〇さん」と苗字にさん付けで呼ばれている。自分は正真正銘の社長なのに、「社長」と呼んでくれる人が誰もいないのはなぜだろう(笑)。(IT、経営者)

 

・創業メンバーが以前の会社の後輩だったため、その流れでさん付けで呼ばれている。それ以降に入った社員からも同様。(WEB、経営者)

 

・ルールではないが、会社の文化として相手を役職で呼ぶことがない。社長のみならず、部長や課長も、苗字にさんを付けて呼ばれている。(広告、経営者)

 

苗字にさん付けをするというパターンも多く聞かれました。特にベンチャー企業等、若い会社である場合や、経営者が若い場合に多く聞かれた声でした。時代が反映されていると言えるかもしれません。

 

下の名前にさん付けで呼ばれている

 

・苗字ではなく、下の名前にさんを付けて呼ばれている。私は苗字が平凡で名前が珍しいため、子供の頃から下の名前で呼ばれることが多いのだが、社長になってからもそれが続いているのかもしれない。(IT、経営者)

 

・「下の名前+さん」で呼ばれている。自分は二代目社長なのだが、先代が「苗字+さん」で呼ばれていたため、苗字で呼ばれると区別がつかなくなり、下の名前で呼ばれているのだと思う。(メーカー、経営者)

 

・社員が学生時代の後輩であるため、昔と同じように下の名前で呼ばれている。今後社員を増やす予定だが、そのときにどう呼ばれるのかはまだわからない。(人材派遣、経営者)

 

「下の名前+さん」というパターンも聞かれました。比較的小規模な会社に多く見られる傾向でした。

 

あだ名で呼ばれている

 

・以前からの友達が働いてくれるようになったという経緯があるため、そのままあだ名で呼ばれている。(不動産、経営者)

 

少数ではありましたが、あだ名で呼ばれているという経営者の方もいらっしゃいました。

 

■社長と呼ばれている人はどう思っているか?

 

■これからも社長と呼ばれたい

 

・社長になることは子供の頃からの夢だったので、せっかくなら「社長」と呼ばれ続けたい(笑)。それにもう何年もこれが続いているんで、今更さん付けで呼ばれるのは抵抗があるかも。(教育、経営者)

 

・役職は相手への経緯だと思っているし、組織で働く以上、できる限り役職で呼ぶものだと思う。自分だけでなく、本部長には「〇〇本部長」と、課長には「〇〇課長」と呼ぶべきだと思う。古臭いかもしれないが、組織運営には重要なことだと考えている。(建築、経営者)

 

・社長と呼ばれることにマイナスイメージは何もない。基本的には従業員が呼びたいように呼んでくれればいいと思っているが、彼らが変える必要がないと思っているのであれば、自分としてもこのままで問題ないと考えている。(システム、経営者)

 

これからも社長と呼ばれたい、このままで良いという経営者は多くいらっしゃいました。

 

■社長と呼ばれたくない

 

・実は社長と呼ばれるのが嫌で、何度か社員に止めてもらうようにお願いしたのだが、社員からは、今のままがしっくりくると言われた。そして結局変えてもらえなかった。(製造業、経営者)

 

・「自分は社長と呼ばれる器なのか」と思ってしまい、すごく抵抗がある。以前に勤めていた会社が大企業で、そこの社長は一従業員からは遠い存在であったことが背景にある。社長と言えばその人のイメージがあり、自分はそこには程遠いと思ってしまうからかもしれない。経営者として成功してもっと自信がつけば、気にならなくなるのかもしれないが。(IT、経営者)

 

・個人的にはさん付けの方が今どきの会社というイメージがあるので、できれば役職で呼ぶのは止めてほしい。しかし社員からすると、途中から呼び方を変えるのは難しいと思う。最初からさん付けで呼んでもらうようにすれば良かったと少し後悔している。(通信、経営者)

 

できることなら変えてほしいと思っている人も、意外と多くいるようでした。社長と呼ばれたくないという人は、やはり一定数いるようです。

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■どちらとも言えない

 

・本音を言えば、社長と呼ばれたいわけではない。ただそれを止めてしまうと、上限関係がぐちゃぐちゃになってしまうのではないかという懸念がある。なのでこのままで良いかと思っている。(卸売、経営者)

 

・どっちでも良い。それよりも優先して考えるべきことが山のようにある。(イベント、経営者)

 

呼ばれたいとも呼ばれたくないとも言えない、またどっちでも良い、という声もありました。

 

■大事なことはどんな社長であるか

 

以上のように、社長と呼ばれている経営者、さん付けやあだ名で呼ばれている社長等、会社によって結果は様々でした。そしてその呼ばれ方に満足している人、変えてほしいと思っている人、こちらも人によってまったく異なりました。

 

社長をどのように呼ぶかは、会社の風土だったり、組織・役職についての考え方、社長のキャラクター等、様々な要因によって確立されていると言えます。

 

しかし大事なことは、社員からどのような呼ばれ方をされようとも、自らが理想とする社長像に近づき、日々実践することかもしれません。呼び方を変えてほしいと思っている場合、変えてもらうことも一つですし、そのまま呼び続けてもらい、自分が気にしないよう頭を切り替えるのも一つです。経営者自身にとっても、従業員にとっても、最適な呼び方が確立されると良いですね。

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