「主体性のある人がほしい」
「主体的に行動できる社員を育てたい」
多くの企業でこのような声が聞かれます。変化の激しい現代において、指示を待つだけではなく、自ら考え行動できる人材の重要性はますます高まっています。
しかし一方で、「主体性がある人」とは具体的にどのような人なのかを明確に説明できる組織は意外と多くありません。
その結果、主体性という言葉が抽象的なまま使われてしまい、社員の行動改善や育成につながらないケースも見られます。
そこでこの記事では、主体性のある人の特徴を整理し、職場で評価される人に共通する行動について解説します。主体性のある人材を育てるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
※主体性の基本的な意味については、こちらの記事でも解説しています。
「主体性とは?仕事で求められる意味と企業が取り組むべき育成の本質」
主体性のある人とは、自分の意思や判断をもとに行動できる人を指します。
【参考】主体性がない人の特徴とは?
単に積極的に動くというだけではありません。
仕事の目的や状況を理解したうえで、「自分は何をすべきか」を考え、行動を起こすことが主体性の本質です。
例えば同じ仕事を任された場合でも、
・必要な情報を自分で集めて動き出す人
では、周囲からの評価は大きく変わります。
主体性のある人は、組織の中で問題解決や業務改善を進める存在として期待されるため、職場で高く評価される傾向があります。
では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
主体性のある人には、いくつかの共通した行動パターンがあります。ここでは代表的な特徴を紹介します。
主体性のある人の最も大きな特徴は、自分で考えて行動することです。
仕事の中では、「どうすればよいのか迷う場面」が数多くあります。そのような場面で主体性のある人は、すぐに答えを求めるのではなく、まず自分で考えます。
・状況を整理する
・必要な情報を集める
・自分なりの考えを持つ
そのうえで上司に相談するため、建設的な議論ができるようになります。
一方で主体性の低い行動としてよく見られるのが、
「どうしたらいいですか?」とすぐに答えを求めてしまう姿勢です。
もちろん相談すること自体は悪いことではありません。しかし、何も考えずに判断を他人に委ねてしまうと、主体的な行動とは言えません。
主体性のある人は、まず自分の考えを持つことを大切にしています。
主体性のある人は、目の前の作業だけではなく、仕事の目的を理解しています。
例えば同じ業務でも、
・言われたことだけをこなす人
・なぜその仕事が必要なのかを考える人
では行動の質が変わります。
仕事の目的を理解している人は、
・より良い方法を考える
・無駄な作業に気づく
・改善提案を行う
といった行動につながりやすくなります。
主体性とは「自由に行動すること」ではありません。
目的に向かって自分で考え行動することが重要なのです。
主体性のある人は、現状を当たり前だと思わず、課題や問題に気づく力を持っています。
仕事をしていると、
・業務の無駄
・非効率な手順
・お客様の不満
など、改善できるポイントが数多くあります。
主体性のある人は、こうした点に気づき、
「もっと良い方法はないだろうか」
と考える習慣があります。
このような視点がある人は、組織の改善や成長にも貢献するため、職場で高く評価される傾向があります。
主体性のある人は、考えたことを行動に移すスピードが早いという特徴もあります。
仕事では、考えるだけで終わってしまう人も少なくありません。
しかし主体性のある人は、
・まず小さく試してみる
・できることから始める
といった姿勢で行動します。
もちろんすべてが成功するとは限りません。しかし、行動を通じて経験や学びを積み重ねることができるため、結果として成長のスピードも早くなります。
主体性のある人は、一人で行動するだけではなく、周囲を巻き込む力も持っています。
仕事の多くは、チームや組織の中で進めるものです。そのため、自分だけが動いても成果につながらない場合があります。
主体性のある人は、
・必要な人に相談する
・関係者に働きかける
・協力を得ながら進める
といった行動を取ります。
このような姿勢が、組織全体の成果につながっていくのです。
主体性のある人が評価されるのは、単に積極的だからではありません。
組織にとって価値のある行動を取るからです。
主体性のある人は、
・問題解決に貢献する
・業務改善を進める
・チームの成果を高める
といった形で組織に良い影響を与えます。
また、変化の多い時代では、すべてを上司が指示することは現実的ではありません。そのため、自ら判断して動ける人材の重要性は今後ますます高まっていくと考えられます。
ここまで主体性のある人の特徴を紹介してきましたが、「主体性は一部の人だけが持っている資質なのではないか」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、主体性は生まれつきの性格ではなく、育成することが可能な能力です。
例えば、
・考える習慣を身につける
・仕事の目的を共有する
・挑戦を後押しする環境をつくる
といった取り組みによって、社員の主体的な行動は徐々に増えていきます。
組織として主体性を重視するのであれば、社員個人の努力だけではなく、主体性が発揮されやすい環境づくりも重要になります。
主体性のある人には、次のような特徴があります。
・自分で考えて行動する
・仕事の目的を理解している
・課題や問題に気づく
・行動に移すスピードが早い
・周囲を巻き込むことができる
こうした行動は、組織の成果や成長にも大きく貢献します。そのため、多くの企業で主体性のある人材が求められているのです。
主体性は、適切な指導や環境によって育てることができます。社員一人ひとりが主体的に行動できる組織を目指すことが、これからの企業にとって重要な課題と言えるでしょう。
Q. 主体性のある人とはどのような人ですか?
主体性のある人とは、自分で考え、判断し、行動できる人のことです。指示を待つだけではなく、仕事の目的を理解し、自ら課題を見つけて行動できる点が特徴です。
➡ 判断力についてもご覧ください。
Q. 主体性は生まれつきの性格なのでしょうか?
主体性は生まれつきの性格ではなく、育成することが可能な能力です。仕事の目的を理解する機会を増やしたり、自分で考える習慣を身につけることで、主体的な行動は徐々に増えていきます。
Q. 主体性のある人を育てるにはどうすればよいですか?
主体性を育てるためには、上司がすぐに答えを与えるのではなく、部下に考える機会を与えることが重要です。また、挑戦を認める職場環境づくりも主体性の育成につながります。
主体性は個人の性格だけで決まるものではなく、育成の方法や職場環境によって大きく変わります。そのため近年では、社員の主体性を高めるための研修を導入する企業も増えています。社員の主体性向上をご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。